その他有価証券の取り扱いの論点

その他有価証券の貸借対照表価格と評価差額の取り扱いの論点について。

 

貸借対照表価格については、結論→「金融資産の評価に関する基本的考えに基づいて評価する」=時価をもって貸借対照表価格とする

その理由としては、その他有価証券は、保有目的が明確に認められない有価証券であり、多様な性格を有しているが、保有目的等を識別する客観的な基準を設けることが困難であることなどから、売買目的有価証券と子会社株式、関係会社株式との中間的な性格を有するものと捉えることが適当であるため。

 

ようするに、保有目的分かんないから、原則どおり時価評価とりあえずしとこうかってことかな。

 

時価評価した際の評価差額の取り扱いについては、洗い替え方式に基づき、全部純資産直入法または部分純資産直入法のいずれかの方法により処理をする

その理由は、その他有価証券は、事業遂行上の必要性から、直ちに売買・換金を行うことには制約を伴う要素もあり、評価差額を直ちに当期の損失として処理するのは適切ではないいと考えられるため

 

ようするに、すぐ売れるかわからないし、売っちゃいけないかもだし、時価変わったからってすぐ損益にしちゃだめだよってことかな。